5月が始まりました。多くの子どもたちは園での生活に慣れはじめ、少しずつ自分のペースで園生活を楽しめるようになってきました。
この時期は、寒暖差の影響で体調を崩したり、新しい生活で頑張っている子どもたちに疲れも出てくる頃です。ご家庭との連携を取りながら、お子さんの様子に注意して過ごしたいと思います。
怪我について(園での対応)
◯軽い擦り傷等は流水で洗い流したり必要に応じて絆創膏で保護を行います。
※消毒液は傷を治癒しようとする細胞まで殺してしまうことやアレルギーが出ることがあるため怪我に対して使用いたしません。
◯打撲は時間が経ってから症状が出る場合があります。園で打撲した場合は状況に応じて受診しますが、受診していない場合はご家庭での観察をお願いすることがあります。
◯口腔内の怪我(歯肉の深い怪我、歯のぐらつき、歯が折れたなど)の場合は歯科の判断が必要となるため、保護者の方に報告後、必要に応じて受診いたします。
足に合ったくつを選び、思い切り遊びましょう
◯甲の高さと幅はあっていますか?
足に合わせて調整できる、マジックテープのついたくつなどがよいでしょう。
◯かかと部分が硬くしっかりしていますか?
かかと部分をしっかり支えることで、安定した歩行ができます。かかとが手で簡単にねじれてしまう場合は柔らかすぎるため、歩行が不安定になり転びやすくなることがあります。
◯つま先にゆとりがあり、少し反りあがっていますか?
目安は、くつを履いた時にかかとに子どもの指が一本入る程度です。子どもはよくつまずくので、つま先が反り上がっているものを選びましょう。
◯くつ底は硬すぎず、適度な弾力性がありますか?
適度な弾力性は衝撃を和らげます。くつ底が曲がるくらい柔らかいものを選びましょう。素材は吸放湿性に優れていますか?
汗を吸収し、ムレにくい素材を選びましょう。
ご入園、ご進級おめでとうございます。新年度を迎え、新しい生活に期待や不安などそれぞれの思いがあるのではないでしょうか。
4月は緊張から疲れやすく、体調を崩すことがあります。元気に登園できるように、ご家庭ではゆっくりと休養ができるご配慮をお願いします。
体調の変化について
◯発熱、咳、嘔吐、下痢、発疹などの体調の変化があった場合、その様子をお伝えしたり、お迎えのお願いの連絡をいたします。ご協力をお願いいたします。
※保育中に熱が高くても、帰宅後すぐに解熱するなど、環境の変化・疲労などで一時的に発熱がみられる場合もありますのでご了承ください。
◯発熱時は室温・衣服・氷嚢などで体温調節をし、可能な限り水分補給を行います。
◯嘔吐・下痢のある場合は、無理のないよう水分と食事摂取を行います。
※吐物・下痢の付着した衣服は、感染拡大防止のため、水洗いせずにそのまま返却いたします。
登園前の体調チェック
朝起きてから登園するまでに、下記のチェック項目を参考にお子さんの様子を確認してみましょう。
□熱はありませんか? □顔色は良いですか?
□鼻水や咳は出ていませんか? □うんちはでましたか?
□湿疹、発疹はありませんか? □食欲はありますか?
□機嫌は良いですか? □「痛い」「疲れた」などの訴えはありませんか?
★気になることがありましたら、登園時にお知らせください。
生活リズムを整えましょう
早寝・早起きを心がけましょう。
また、朝の日光を浴びると身体のリズムが整います。十分な睡眠は「疲れをとる」「成長を促す」「病気を治す力が増す」ことにつながります。
朝ご飯をきちんと食べましょう
朝ご飯を食べることで、体が目覚め、1日元気よく過ごすことができます。よく噛んで、しっかり食べましょう。
うんちはでたかな?
朝ご飯を食べると腸の動きも活発になるので、排便がしやすくなります。朝食後にはトイレに座る時間を作ると排便が習慣となるのでお勧めです。
インフルエンザの感染者数が、37の都道府県で「注意報レベル」に到達しており、全国的にも感染者数が増加傾向と言えます。あっという間に今年度も終わりに近づいています。4月からの進級に向けて引き続き病気やケガには十分に気を付けて残りの日々を楽しく過ごしましょう。
3月3日は耳の日です
数字の『3』が耳の形に似ていることから3月3日は耳の日です。子どもは耳の病気にかかりやすいので、ちょっとした不注意が中耳炎・外耳炎・の原因になることもあります。日頃から気を付けるようにしましょう。
1年間健康に過ごせましたか?
お子様と一緒に1年間を振り返ってみてください!チェックのできなかった項目は4月からの目標にしてみましょう☝
□早寝早起きができた
□朝ご飯を毎日食べた
□好き嫌いせずに何でも食べた
□食後は歯磨きをした
□毎朝、うんちをした
□外でたくさん遊んだ
□外から帰ったら手洗い・うがいをした
□お友達と仲良く遊ぶことができた
もっと大きくなろう!
大きくなるために骨と筋肉はとても重要です。丈夫な骨と筋肉を育てましょう。
骨と筋肉を強くするには?
好き嫌いをせずに様々な種類の食べ物を食べましょう。よく噛むことでさらに筋肉を鍛えます。
外でたくさん遊びましょう!
筋肉や骨に刺激を与えるのはとても大切なことです。できるだけたくさん身体を動かして遊びましょう。
寒さが一段と厳しくなり、空気が乾燥していますね。風邪を引き起こすウイルスの多くは寒さと空気の乾燥を好みます。さらに乾燥や低体温によって身体の防御機能が低下することも風邪が流行りやすい原因です。
乾燥対策に加えて日頃から体調管理と感染予防対策を徹底しましょう。
【十分な睡眠をとりましょう】
体調管理で一番大事な事は、夜の睡眠をたっぷりとることです。身体には眠っている間に調子の悪い所を整えてくれる働きがあります。まずは、十分な睡眠をとる事を心がけてみましょう。
「人生の3分の1は睡眠」と言われるように、人間は毎日8時間ほどを睡眠にあてています。睡眠は1日中使っていた脳と身体の疲れを取り除き、病気やケガをした時は直す力を高めて回復を早めてくれます。また、「寝る子は育つ」と言われるように、十分な睡眠が身体の成長を促進します。特に夜10時~2時の間は、子どもたちが大きく育つための成長ホルモンがたくさん分泌されます。
【豆類ナッツ類に気を付けましょう】
節分といえば豆まきですが、子どもで最も多い誤嚥はピーナッツなどの豆類です。かみ砕くことや飲み込みがスムーズにできるようになるのは6歳ごろとされおり、こうした力が未熟だと豆が気道に入りやすくなります。豆が気管に入ってしまうと中で膨らんで窒息する可能性もあります。また、肺炎を起こし入院が必要になることもあります。
・豆やナッツ類を与える時には十分に注意しましょう。
・3歳以上の幼児が食べる時は大人が近くで見守りましょう。
節分の豆まきをした後は、子どもが拾って口に入れないように、豆の後片づけを徹底しましょう。
誤嚥を起こした時には、背中を叩いて誤嚥物の排出(背部叩打法)を促します。
幼児では腹部を突き上げ(腹部突き上げ法)、乳児では胸部を突き上げ(胸部突き上げ法)て排出させる方法もあります。
こぐま保育園 看護師 伊藤 結希
新年あけましておめでとうございます。年末年始はどのように過ごされたでしょうか?今年1年も元気に過ごせるよう、食事・運動・睡眠のバランスをとりつつ、生活リズムを整えていきましょう。
寒さも厳しく、体調も崩しやすい季節です。引き続き感染対策を行い元気に登園してください!本年もよろしくお願いします。
【お餅をのどに詰まらせないように】
お餅をたべる機会が多い季節です。お餅をのどに詰まらせる窒息事故は、6歳以下の幼児と60歳以上の高齢者で多く発生します。
窒息は瞬時に発生し、5~6分間気道が閉塞されると死亡することもあります。
お餅を一口サイズにしておく、食べる前に水や汁物を飲んで口の中やのどを濡らし、滑りをよくしておくなどの注意が必要です。
お餅の表面の粘り気が強いと詰まりやすいため、きな粉をまぶしたり、汁につけたりして食べるなど工夫するとよいかもしれませんね。
【換気をしましょう】
乾燥したのどにはウイルスや菌が付きやすくなります。室温は18~20℃を目安に設定し、上半身は温めすぎないようにしましょう。
また、1時間に1回は窓を全開にして空気の入れ替えを行いましょう。
さらに加湿器などで部屋の湿度を保ちましょう。加湿器を使用しなくても室内に洗濯物を干したり、コップ一杯の水を暖房器具の近くに置いたりすることで、部屋が乾燥しにくくなります。
【家族みんなでガラガラうがい】
かぜの予防に大切なうがいですが、習慣づけるのはなかなか大変です。まずはご家族の方が実際にうがいをしている姿を見せるのが一番!外から帰ってきたらすぐに「一緒にやろう」とお子様を誘ってみてください。みんなでガラガラすれば、風邪なんかこわくない!年齢の小さなお子様は口に水を含んで吐き出すだけでも効果はあります。ご家庭でも実践してみてください。
こぐま保育園 看護師 伊藤 結希
早いもので、今年も残り1か月となりました。子どもたちにとって12月はクリスマス、年末年始のお休みと楽しみがたくさんあり外出する機会も多く、生活リズムが乱れがちです。体調管理を徹底しご家族で楽しい年末をお過ごしください。
【かぜの予防をしっかりと】
かぜ予防はコロナ対策や感染症対策、インフルエンザ対策にも有効です!日頃から予防を心掛けて元気に過ごしましょう。
【かぜ予防6か条】
「病院を受診したほうがいいのかどうか…」と迷った時の電話相談窓口があります。小児科医師や看護師がお子さんの症状に応じた適切な対処の方法や受診可能な病院等のアドバイスをしてくれます。
【感染性胃腸炎に注意】
ノロウイルスやロタウイルスなどのウイルスが原因で、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などの症状が見られ、熱発する場合もあります。
下痢や嘔吐の症状がある場合には早めに受診し、2時間程度時間を空けながら、少しずつ、経口補水液や乳幼児用イオン飲料で水分補給を心がけ脱水症状にならないようにしましょう。母乳・ミルクも同様に少量ずつ飲ませます。また、吐物や便にはウイルスが含まれているので適切な処理をし、処理した人は片付け後は手洗い・うがいをしっかりと行い二次感染を防ぎましょう。
【汚れた服は...】
85℃の熱湯に1分以上浸けるか、塩素系漂白剤を薄めたもので消毒します。 消毒ができたら洗濯機に入れても大丈夫です。 汚れた場所もしっかりと消毒を行いましょう。
こぐま保育園 看護師 伊藤 結希
朝夕の冷え込みが厳しくなり、乾燥する季節になりました。1日のうちの寒暖差が激しいと、風邪をひきやすくなります。
鼻水や咳が続くお子さんも見られます。
これからやってくる本格的な感染症の流行シーズンに備えて、かぜに負けない丈夫なからだ作りを心がけましょう。
【肌荒れ対策をしましょう】
湿度が下がり、過ごしやすくなった一方、大人よりも皮膚が薄くバリア機能が弱い敏感な子どもの肌はすでに乾燥が始まっています。子どもの乾燥肌をそのまま放置するとかゆみや炎症が悪化してしまったり、アトピー性皮膚炎の発症リスクとなります。乾燥肌を悪化させないためにも、部屋の加湿・空調の調整・保湿剤を使用する等の対策を行いましょう。
【11月8日は“いい歯”の日】
厚生労働省と日本歯科医学会は、「生涯を通じた歯の健康づくり」を推奨するため、8020運動をすすめています。8020運動とは「80歳まで自分の歯を20本残し、健康な食生活ができるように!」というものです。80とは平均寿命を示し、20とは食生活にほぼ満足することができるといわれている歯の本数を示します。生涯自分の歯で食べる楽しみを味わえるように、食後の歯磨きを忘れずに、栄養と健康に気を付けて生活しましょう。
自分でみがける子もいますが、最後はきちんと仕上げみがきをしてあげましょう。
【鼻水・鼻づまり】
鼻水・鼻づまりをほおっておくと、鼻やのどの粘膜が炎症を起こし、ほかの病気の原因になることもあります。鼻水・鼻づまりが気になったら、早めに病院を受診しましょう。また、家庭では鼻水が出たらふく、鼻をかむ動作を手伝うなど生活習慣として身につくよう繰り返し伝えていきましょう。
鼻をかむことで皮むけやヒリヒリ感といった肌トラブルの原因になってしまうことがあります。保湿クリームを刺激しないように塗り、まめな保湿を心がけましょう。
こぐま保育園 看護師 伊藤 結希